陶磁器 | 皿 | 掛け軸 | 絵画 | 花瓶 |
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査定、買取のご相談はこちらから0120-772-316買取、査定はお気軽にご相談ください。
メール・写真でのお問い合わせはこちら MAIL:santouka@tanizaki-art.com北村昭斎の略歴 (Kitamura shosai)
昭和13年1月19日 | 漆芸家の北村大通の長男として奈良県に生まれる |
昭和35年 | 東京芸術大学美術学部工芸料(漆芸専攻)卒業 |
昭和40年 | 北村大通に師事 |
昭和42年 | 第14回日本伝統工芸展入選 |
昭和47年 | 社日本工芸会正会員 |
昭和63年 | 第五回日本伝統漆芸展日本工芸会賞受賞 |
平成9年 | 第44回日本伝統工芸展文部大臣賞受賞 |
平成10年 | 紫綬褒章受章 |
平成11年 | 重要無形文化財「螺鈿」保持者に認定 |
平成20年 | 旭日小綬章受章 |
令和5年7月7日 | 死去 |
北村昭斎(本名北村謙一)は、東京芸術大学美術学部工芸科(漆芸専攻)を卒業後、父である北村久造(通称大通)に師事し、漆芸の創作と漆工品の保存修理について指導を受けました。北村家は祖父の北村久吉(通称久斎)の時代から奈良の諸寺に伝わる宝物や正倉院の漆工品の修理に関わってきました。
特に北村大通は戦争のため長い間保管修理が行われていなかった正倉院の宝物を、終戦後の10年間で233点も修理するという大きな事業を成し遂げました。北村昭斎も父を支えてこれらの保存修理を手がけ、その経験を積みました。また、近年ではヨーロッパや他の海外にある東洋の漆工品全般についても保存修理を行い、その技量と見識は世界的に高く評価されています。1994年には選定保存技術「漆工品修理」の保持者に認定されました。
保存修理と創作の両方を成し遂げることは困難ですが、北村昭斎は両方をうまく両立させています。彼は一貫して古典的な厚貝螺鈿の素材である夜光貝の表現を追求してきました。彼の作品は、効果的な夜光貝の表面の一部を露出させ、銀粉を埋め込んで輝きを抑えたり、珉瑁を併用して、現代の螺鈿の表現能力を向上させながら、高貴な気品を持った作品を発表しています。
螺鈿について
縄文・弥生時代には、すでに貝文化が日本に伝わっており、九州や瀬戸内海沿岸の多くの遺跡からは、南方から輸入された貝輪が出土しているだけでなく、北海道北端の縄文晩期と考えられる遺跡からも、四角に切られた南方産のイモガイをひもでつなぎ合わせて腕輪に仕上げた優れた品が見つかっています。
奈良時代には、唐から螺鈿技術が伝来しました。螺鈿とは、夜光貝や鮑貝、蝶貝などを模様に切って木地や漆地に埋め込んだり貼り付けたりする技法です。正倉院の宝物には、鏡の背面や鏡箱など多くの器物の装飾に使用されています。古代においては、特に夜光貝の輝きが尊重され、工芸品だけでなく、建築物の装飾にも多用されました。夜光貝は、仏の荘厳な威光を表現する素材として特に適しているとされました。
螺鈿技法が発展し、蒔絵技法に発展するにつれて、さまざまな素材が統合され、細かい表現が可能になりました。貝の種類も夜光貝から鮑貝などに広がり、厚貝螺鈿と青貝細工などの区別が生まれました。江戸時代には、青貝のみを使って風景を描いた青貝細工が生まれ、ヨーロッパにも多く輸出されました。
現代の漆芸では、青貝の裏面に金箔や銀箔を貼ったり、彩色を施したりして微妙な色調を表現する一方で、夜光貝の厚貝をデザインの中心に用いるなど、螺鈿技法は多様な装飾技術の一つとして重要な役割を果たしています。
北村昭斎の買取
三冬花では、東海地方にお住まいの方で、北村昭斎作品の売却をご検討中の方に無料で出張買取をしております。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県など、この地域にお住まいの方で北村昭斎作品の査定や売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
北村昭斎氏は奈良の漆芸作家で、「螺鈿(らでん)」の重要無形文化財保持者、また「漆工品修理」の選定保存技術保持者として認定されています。彼は漆を家業とする北村家に生まれ、祖父の久齋氏、父の大通氏に続く漆芸作家として活躍しました。修理技術では父の後を継ぎ、文化庁からの選定保存技術保持者の認定を受けています。
また、昭斎氏は国宝・重要文化財などの復元模造にも携わっており、文化財修理の経験を活かしながら、さまざまな作品を制作しています。彼の作品は、伝統的な漆芸技法を踏まえつつも、現代的な感性を取り入れ、高い評価を得ています。彼の作品は日本伝統工芸展などでも多くの賞を受賞しています。
三冬花では、北村昭斎の作品を売却されたい方からのお問い合わせを歓迎しています。専門のスタッフが丁寧に査定し、皆様の作品を細心の注意を払って評価いたします。
買取品目
基本の鑑定方法について
- 作家作品の場合、その作家の特徴、個性が如実に表れているかどうかを判断します。
- 細部を確認し、筆致、絵の具、紙質(絹布の質)等を見て、本物とどこが共通かを見ます。
- 落款・印を確認し、本人の署名かどうか、また印は、本人が何歳頃に使用したものか(富岡鐵斎などは数十の印を使用した)を厳しく判別します。
- 共箱がある場合は箱書を見ます。由緒ある作品なのか、また箱書の署名人の署名そのものも本物なのかどうかを判断します。
- 明らかな贋物は、品位や風格、あるいは独特の大らかさに欠ける、などと簡単に判別のつく場合もありますが上記のようなポイントを押さえて真贋を判断します。これは掛け軸、陶磁器、刀剣、絵画等の鑑定にも共通する基本といってよいです。
※【箱書】陶磁器を収める箱の蓋や蓋裏に、極書(きわめがき)を署名・押印をしたもの。作家本人、または弟子などが記すことが多い。ただし偽物の箱書きもあり得るので注意が必要です。
よくあるご質問
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骨董品の鑑定にはどのような品物が含まれますか?
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骨董品の鑑定には、古美術品、陶磁器、絵画、彫刻、古文書、古い家具、装飾品、古い金属製品など、多岐にわたる品物が含まれます。年代物の品物や、歴史的、芸術的価値があるとされるものが対象となります。
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鑑定にはどれくらいの時間がかかりますか?
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鑑定にかかる時間は、品物の種類や状態、鑑定士のスケジュールによって異なります。簡単な査定であれば数分から数十分、より詳細な鑑定が必要な場合は数日から数週間かかることもあります。
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鑑定料はいくらですか?
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お客様の貴重な品物の真贋や価値を専門家が無料で鑑定いたします。この機会に、ご自宅に眠っている古い品物をお持ちください。専門家による丁寧な鑑定で、あなたの品物の価値を正確にお伝えします。鑑定料は一切頂いておりませんので、安心してご利用ください。
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鑑定結果に納得できない場合はどうすればいいですか?
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鑑定結果に納得がいかない場合は、別の鑑定機関や鑑定士にセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。複数の専門家の意見を聞くことで、より公正な評価を得られることがあります。
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鑑定で偽物と判断された場合、どうなりますか?
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偽物と判断された場合、その品物の価値は大幅に下がります。しかし、偽物であることが分かること自体が、貴重な情報となり得ます。
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鑑定を依頼する際に必要なものはありますか?
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鑑定を依頼する際には、品物に関するできるだけ多くの情報を提供してください。購入時の書類、品物の歴史、以前に受けた鑑定の記録などがあれば、鑑定の精度を高めるのに役立ちます。
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鑑定士をどのように選べばいいですか?
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鑑定士を選ぶ際には、その人の専門分野、経験年数、過去の鑑定実績、信頼性、そして所属団体や資格を確認することが重要です。また、口コミや推薦、専門家間の評判も参考になります。信頼できる鑑定士は、透明性のあるプロセスを提供し、納得のいく説明を行うことができるはずです。
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骨董品の鑑定で注意すべき点はありますか?
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骨董品の鑑定では、鑑定士の選定に注意することが最も重要です。また、鑑定に際しては、品物の取り扱いに細心の注意を払い、状態を損なわないようにしてください。鑑定前に品物を清掃する場合は、専門家のアドバイスを受けることが望ましいです。品物の価値を損ねる可能性があります。
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骨董品鑑定の結果はどれくらいの期間有効ですか?
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骨董品の価値は市場の需要と供給によって変動するため、鑑定結果の有効期間は一概には言えません。一般的には、鑑定書は3~5年を目安に更新を検討することが推奨されますが、市場が大きく変動した場合や重要な新情報が出た場合は、それより早く更新が必要になることもあります。
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骨董品の価値を高めるためにはどうすればいいですか?
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骨董品の価値を高めるためには、適切な保管とメンテナンスが不可欠です。直射日光や高湿度を避けるなど品物の状態を最良に保つことが重要です。また、品物の歴史や由来を正確に記録し、保管することも、その価値を証明する上で役立ちます。
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投稿者プロフィール
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東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。骨董品、掛け軸、美術品の査定買取は三冬花にお任せください。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様はお気軽にお問い合わせください。出張料、査定料など一切無料です。(※内容によってはお伺いができない場合もございます)
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