「九代岩野市兵衛の買取」骨董品買取専門店が提供する安心できる評価と査定

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九代岩野市兵衛の略歴　(Iwano ichibei)

昭和8年9月28日	八代目市兵衛の息子として福井に生まれる。出生名は市郎
昭和24年	父・八代岩野市兵衛、伯父・岩野正男に師事
昭和53年	伝統工芸士(通商産業大臣指定伝統的工芸品「越前和紙」)。九代岩野市兵衛を襲名
平成9年	福井嘿指定無形文化財「手漉和紙技術 越前生漉奉書」保持者に認定
平成12年	重要無形文化財「越前奉書」保持者

昭和24年から家業の手漉和紙製作に従事し、父・八代岩野市兵衛及び伯父・岩野正男に師事して伝統的な越前奉書の製作技法を学んだ。「伝統技法を深く研究してその長所を守り、格調の高い優れた越前奉書を漉くことに専念する唯一の技術者であり、 伝統的な越前奉書の製作技術を高度に体得し、かつこれに精通している。

越前奉書について

越前国では古くから紙の生産が盛んであり、中世には、越前の五箇（現在の福井県今立町岡本地区）が、奉書紙など厚手の楮紙を生産する産地として著名になりました。奉書は主人の命令を受けて文書を発行する際に使用され、御教書や院宣などがこれに該当します。江戸時代には各藩でこの用途の紙が作られましたが、越前の奉書は日本一と高く評価されました。明治時代以降、伝統的な越前奉書は少なくなりましたが、浮世絵木版画の復興などにより新たな需要に応えるため、高度な製作技術が引き継がれてきました。

伝統的な越前奉書の製作技術は、上質な原材料の選択と手間を惜しまない手作業に特徴があります。手打ちによる叩解や紙出しの工程など、入念な原料処理や伝統的な白土の添加、時間をかけた抄紙、板干しの乾燥法などが確実に引き継がれています。主な用途は版画用紙ですが、書画用紙や日本刀の拭い紙、書簡用巻紙などにも使用されています。紙質は強靭で、昔から武家の公文書用紙として用いられ、格調高く重厚な風合いを持っています。

越前奉書は芸術的な価値が高く、工芸史上重要な位置を占めており、地方独自の工芸技術を示しています。

九代岩野市兵衛の買取

三冬花では、九代岩野市兵衛の作品の買取をしております。名古屋市や愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県を含む東海地方全域で、九代岩野市兵衛の作品をお持ちのお客様に対して、出張買取させていただきます。

彼の父である八代目岩野市兵衛氏が第二次世界大戦後にシベリア抑留されたことがきっかけで、岩野市兵衛さんは小学5年生の頃から紙漉きに携わり始めました。その後、70年以上にわたり紙漉きの技術を磨き、2000年6月には国の重要無形文化財「越前奉書」の技術を受け継ぐ人間国宝に認定されました。

三冬花では、九代岩野市兵衛の作品だけでなく、骨董品、絵画、掛け軸、など様々な品物の買取にも対応しています。東海地方にお住まいで、骨董品、美術品の買取をご検討中の方は、三冬花まで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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