伊勢型紙糸入れ 城ノロみゑ 大正6年生 (昭和30年認定)

大正末 子供の頃から祖母、母より糸入れを学ぶ。結婚して母となった後も糸入れに従事

昭和30年 重要無形文化財「伊勢型紙糸入れ」保持者

昭和38年 鈴鹿市の伊勢型紙伝承者養成事業講師

鈴鹿市生まれ。家政女学校卒業後、母すえから伊勢型紙の糸入れの技法を修得。糸入れは一種の型紙補強で、彫り残しの少ない型紙の細い縞柄や微細な絵柄が型付けでずれるのを防ぐ型紙処理法。作業では、彫刻の終わった型紙を二枚に剥し、枠に張った絹糸を上下の紙の間に入れて柿渋で貼り合わせ、再び元の型紙とする。特に極細に彫られる縞彫りの糸入れには高度の熟練が要求される。現在では、糸入れしたものに替えて紗を漆で貼った紗貼りの型紙が広く出回っている。

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三冬花 谷崎未来
三冬花 谷崎未来
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