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作家名	渡辺　幾春
買取価格相場	1000円～10,000円

渡辺幾春の作家人生

渡辺幾春は1895年に名古屋市西区で生まれ、9歳で日本画家水谷芳年に師事しました。

1917年に東京へ移り、翌年文展で初入選。1922年に京都市立絵画専門学校に入学し、帝展で入選しました。

1924年に名古屋に戻り、中京美術院を設立して日本画の革新を目指しました。

大正から昭和初期にかけて、美人画を中心に作風を発展させ、「昭和美女姿競」シリーズなどの新版画作品で知られます。

第二次世界大戦後は画壇から距離を置きましたが、絵画制作を続け、いくつかの作品は名古屋市美術館に収蔵されています。

渡辺幾春の略歴　（Watanabe ikuharu）

1895年	名古屋市西区江川端町に生まれる。
	名古屋の日本画家、水谷芳年に師事し、日本画を学ぶ。
1917年	上京。
1918年	23歳で第12回文展に「百日紅」を出品し、初入選。
1922年	京都市立絵画専門学校（現：京都市立芸術大学）別科に入学。同年、第4回帝展に「若き女」で入選。山元春挙に師事（～大正14年（1925年））
1924年	29歳で名古屋に戻り、朝見香城、喜多村麦子、織田杏逸らと中京美術院を創立し、日本画の革新を目指す。
大正から昭和初期	浮世絵をベースにした美人画で活躍。新版画、特に「昭和美女姿競」シリーズを制作。
第二次世界大戦後	画壇との交流を断つが、絵画制作は続ける。作品は名古屋市美術館に収蔵されている。

現在の渡辺幾春の評価

渡辺幾春の作品は、その独特な画風と表現にかつては一定の評価を受けていましたが、最近の市場ではその需要が大きく変化しました。かつては10,000円から30,000円程度の価格帯で取引されることもありましたが、現在ではその価値を見出すのが難しくなり、価格がつかない状態になっている作家の一人となっています。このような状況は、アート市場の変動やコレクターの嗜好の変化によるもので、一時期の人気にもかかわらず、現代では渡辺幾春の絵画が以前ほどの関心を集められなくなっていることを示しています。この現象は、アートコレクションの世界において作品の価値がどのように時間とともに変化するかを浮き彫りにするものであり、アート市場の不確実性と作家の評価の変遷を反映しています。

渡辺幾春の師、水谷芳年について

水谷芳年は明治12年（1879年）に愛知県名古屋で生まれました。彼は初め中島有年に師事し、岸派の画法を学びました。その後、石河有隣の指導を受け、更には山本梅逸を私淑し、彼の遺法を研究しました。水谷は花鳥画に優れた才能を示し、特に孔雀の絵を得意としていました。彼の芸術は文展にも入選するなど、高い評価を受けました。しかし、昭和3年（1928年）には50歳の若さでこの世を去りました。

渡辺幾春の買取

三冬花では、渡辺幾春作品を無料で出張買取しております。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県を含む地域で、渡辺幾春作品の査定や売却をお考えの方は、お気軽にご相談ください。渡辺幾春は1895年に名古屋で生まれ、多彩な経歴を持つ画家で、大正から昭和初期にかけて特に美人画で著名になりました。彼の作品は、画壇との公式な交流を断った後も制作を続け、名古屋市美術館に収蔵されています。

買取品目　絵画だけでなく幅広い美術品や骨董品を買取りいたします