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飯塚 小玕齋の略歴　(Iizuka shokansai)

大正8年5月6日	竹工芸家である飯塚琅玕斎の次男として東京に生まれる
昭和23年	竹工芸を父・琅玕斎について学ぶ
昭和28年	第九回日展北斗賞受賞
昭和33年	台湾で竹工芸の技術・意匠の指導を行う
昭和49年	第21回日本伝統工芸展優秀賞(翌年も同賞)
昭和54年	正倉院宝物中の竹・植物繊維工芸品調査
昭和57年	重要無形文化財「竹工芸」保持者に認定
昭和58年	アメリカ(シカゴ美術館)にて実技実演並びに指導
昭和59年	紫綬褒章受章
平成元年	勲四等旭日小綬章受章
平成16年9月4日	死去

父、飯塚琅井齋について竹工芸を修業、代々の竹工技術を学んだ。また正倉院宝物の竹工芸品をはじめ古典の調査によって幅広い知識と確かな技術を獲得した。伝統的な唐物風及び和風の編組技術、父の考案した束ね編、竹刺し編、自ら開発した二本飛網代編など、各種技法を駆使し、伝統と現代が融合した、気品のある端正な作品を制作している。又、数多くの竹材の性質を熟知し、素材をよく生かして制作している。

竹工芸について

日本の竹工芸は、豊かな素材に支えられて古くから進化してきました。縄文時代の遺跡から、竹製品の存在が明らかになっています。その後、奈良時代には唐からの技法が導入され、技術が進歩しました。中世には茶の湯の普及とともに、日本独自の作風が現れました。近代以降は、高度な芸術性を追求する優れた竹工芸作家が登場しました。

竹工芸の技法は、細く割った竹を編み込んで形作る編組物や、円筒形のままの竹を使った作品などに分類されます。竹の素朴な美しさと強靭さ、そして弾力性を活かした制作が行われています。

飯塚 小玕齋の買取

東海地方在住の方々で、飯塚小玕齋作品の売却をお考えの方には、三冬花が無料の出張買取をおこなっております。愛知県（名古屋市）、岐阜県、三重県、滋賀県など、この地域にお住まいの方で、飯塚小玕齋作品の査定や売却を検討されている方は、お気軽にご相談ください。

飯塚小玕齋は東京美術学校油画科を卒業後、入隊し出征しましたが、戦後は竹芸の道に進みました。父である琅玕斎から厳しい指導を受けながら修業し、近代竹工芸の確立に貢献しました。彼の作品は第3回日展で初入選し、その後も多くの賞を受賞しました。特に、伝統技法による花籃や壁面の制作に挑戦し、気鋭の竹工芸家として活躍しました。彼は日本伝統工芸展を中心に活動し、多くの賞を受賞した他、後進の指導にも力を注ぎました。1982年には重要無形文化財「竹工芸」保持者に認定され、その後も国内外での個展活動で高い評価を受けています。

三冬花では、飯塚小玕齋作品の売却を検討されているお客様からのお問い合わせを心より歓迎しています。専門的な知識を持つスタッフが、お品物を丁寧に査定いたします。

買取品目

投稿者プロフィール

三冬花　谷崎未来

東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。骨董品、掛け軸、美術品の査定買取は三冬花にお任せください。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様はお気軽にお問い合わせください。出張料、査定料など一切無料です。(※内容によってはお伺いができない場合もございます)
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