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川北良造の略歴　(Kawagita ryozo)

昭和9年9月1日	石川県に生まれる
昭和26年	父・川北浩一に師事、後に氷見晃堂の指導を受ける
昭和41年	第13回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞
昭和42年	第14回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞受賞
昭和47年	第1回合統工芸木竹展獎励賞受賞
昭和51年	社日本工芸会理事
昭和53年	石川県立輪島漆芸技術研修所講師
平成元年	山中漆器ろくろ技術保存会会長
平成6年	重要無形文化財『木工芸』保持者に認定
平成11年	紫綬褒章受章
平成16年	旭日中綬章受章

石川県に生まれ、父・川北浩一に師事して、木材を轆轤で回転させながら椀・鉢・盆等の丸い器物を削り出す木工挽物技法を習得、氷見晃堂に師事して研究を重ね、伝統的な挽物技法を高度に体得した。欅を中心に桑・楓・黒柿・栃等の素材の特色を生かし、伝統的な筋挽きや各種の象嵌技法に独自の工夫を加え、その堅実な技術を馳使して現代感覚溢れる清新な優品を発表している。

木工芸について

日本の木工芸は豊富な樹種に恵まれており、弥生時代には鉄製工具の普及や古墳時代以降の大陸からの技術者の渡来などによって急速に発展しました。特に正倉院の木工品は、現代の木工芸にも大きな影響を与えています。その後、日本独自の素材を活かした和風の木工芸が進展し、近代に入ると各技術分野で名匠が現れ、木工芸が日本の工芸の重要な一部門として認められるようになりました。木工芸には、指物、刳物、彫物、挽物、曲物などの技法があり、それぞれ長期にわたる丹念な工程を経て、素材の特徴を生かした制作が行われています。

川北良造の挽物は、木材をろくろで回転させ、刃物を用いて形を作る技法です。この方法は、円形の盆や鉢、椀などの作品を制作するのに適しています。刃物の位置や角度を調整することで、さまざまな形状を作ることができます。ろくろを一定の速度で回転させることで、安定した形を作り出すことができます。

川北良造の買取

三冬花では、東海地方にお住まいの方々に向けて、川北良造作品の売却をご検討中の方に対し、無料の出張買取を行っております。愛知県（名古屋市）、岐阜県、三重県、滋賀県など、この地域にお住まいの方々で、川北良造作品の査定や売却をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。

川北良造は「木工芸」の重要無形文化財の保持者として名を馳せ、その高度な技術と革新的な発想から生まれる木工作品は、海外でも多くのファンを持つほどです。彼の作品は、特に挽物の技術に優れており、その繊細で斬新な作品には多くの人々が魅了されています。挽物から生み出される皿や椀などの丸い形の作品は、木材の特性を熟知した技術の賜物です。また、彼の作品には欅をはじめとするさまざまな素材が用いられ、近年では象嵌の技法も取り入れられています。彼の作品は茶道具としても人気があり、今後も注目が集まるでしょう。

三冬花では、川北良造作品の売却をご検討中のお客様からのお問い合わせを歓迎しています。大切な作品を丁寧に査定し、適切な評価を行いますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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