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鎌田幸二の略歴　（Kamata koji）

1948年	京都に生まれる
1966年	京都府立桃山高等学校卒業
1968年	作陶を志し五条清水正氏の指導を受ける
1971年	京都府立陶工訓練校専攻科修了。五条坂共同登窯「鐘鋳窯」にて天目の研究を始める
1976年	日本工芸会正会員に推される
1980年	五条坂共同登窯休止の為、自宅にガス窯を築窯
1988年	重要無形文化財「鉄釉陶器」伝承者養成研修会にて清水卯一氏の薫陶を受ける
1997年	ニューヨークにて「天目・青磁二人展」
2002年	パリにて「陶・漆二人展」

天目釉は陶芸の中でも特に奥深く、多くの人々を魅了する釉薬の一つとして知られています。鎌田幸二さん自身もこの釉薬に魅了され、長年にわたり天目釉による作陶を続けています。その独自の「鎌田天目」は、研究に研究を重ねた結果生まれたものであり、その世界は多くの人々を魅了する深遠なものです。日本伝統工芸展を中心に活躍をされ、近年は海外でも高い評価を受けております。

天目釉（てんもくゆう）について

黒色の釉薬である天目釉は、鉄をほぼ5％以上含んでおり、その起源は中国浙江省の天目山に由来します。天目山で焼かれた黒い焼き物を指し、主に抹茶茶碗などに使用され、国宝に指定される曜変天目や油滴天目など様々な種類があります。昔は各産地で取れる鉄分の多い石粉と灰を使用していました。

天目釉の特徴は、他の黒釉薬と異なり、釉の薄い部分が柿色または飴色になることです。曜変天目は稲葉天目とも呼ばれ、再現が難しく、黒い釉面に大小の結晶が散らばり、その周りに七色に輝く虹彩を持ちます。油滴天目は、班点が水に浮く油のように見えることからその名が付けられました。禾目天目は黒い釉面に縦縞の線が入り、稲穂や兎の毛に似ていることから名付けられました。木の葉天目は、実際の木の葉が釉面に乗せて焼かれ、葉の形が残る特徴があります。

天目釉には茶褐色や漆のような黒、光沢のあるものや光沢のないもの、油滴や窯変、禾目などの変化があります。これらの変化は、鉄分の含有量だけでなく、釉薬の粘りや釉層の厚さ、他の酸化金属の含有量、焼成方法、冷却の速度などによって左右されます。

鎌田幸二の買取

三冬花では、鎌田幸二の作品の買取をしております。名古屋市や愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県を含む東海地方全域で、鎌田幸二の作品をお持ちのお客様に対して、出張買取させていただきます。

天目釉は、まるで夜空や海のような深い色合いと輝きを放つ、魅力的な釉薬です。その静かでしっとりとした佇まいは、見る人を惹きつけ、同時に心地よい温かさを感じさせます。鎌田幸二さんの天目作品は、他とは異なる不思議な魅力を持ち合わせています。

三冬花では、鎌田幸二の作品だけでなく、骨董品、絵画、掛け軸、など様々な品物の買取にも対応しています。東海地方にお住まいで、骨董品、美術品の買取をご検討中の方は、三冬花まで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

買取品目

投稿者プロフィール

三冬花　谷崎未来

東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。骨董品、掛け軸、美術品の査定買取は三冬花にお任せください。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様はお気軽にお問い合わせください。出張料、査定料など一切無料です。(※内容によってはお伺いができない場合もございます)
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