【骨董品買取】重要無形文化財「鋳金」齋藤明作品の査定、買取は三冬花｜愛知県(名古屋市)、三重県、岐阜県、滋賀県の出張買取

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齋藤明の略歴　(Saito akira)

大正9年3月17日	鋳金家、齋藤鏡明の長男として東京に生まれる
昭和10年	父齋藤鏡明に師事
昭和13年	鋳金工房を自営
昭和25年	高村豊周に師事(~昭和四七)
昭和50年	第五回怎統工芸日本金工展奖励賞受賞
昭和51年	第六回合統工芸日本金工展奖励賞受賞
昭和59年	第十四回伝統工芸日本金工展奨励賞受賞
昭和62年	第十七回怎統工芸日本金工展東京都教育委員会賞受賞
平成5年	重要無形文化財「鋳金」保持者に認定
平成25年11月16日	死去

1935年に東京市豊島区池袋国民尋常高等小学校を卒業した後、父である齋藤鏡明の指導のもと、金属を高温で溶解し、鋳型の間隙に流し込んで冷却凝固させる伝統的な金属鋳造技術を学びました。その後、後の重要無形文化財である「鋳金」保持者である高村豊周に師事し、蠟型などの伝統的な技法を熟練させました。鋳金工程では、原型製作から鋳型製作、合金配合、金属溶解、鋳込み、型ばらし、鋳肌処理、着色仕上げ、表面処理までの手順があり、複雑かつ精密な造形が可能です。彼は豊富な知識と広範な技法を持ち、二種の金属を時間差を利用して同じ鋳型に注湯する鋳分を得意としています。

彼は日本伝統工芸展や人間国宝新作展などで、伝統的な鋳金技法を熟練に活用し、近代的な感覚に溢れるシンプルで清新な造形美を追求しています。伝統的な工芸技術である「鋳金」の保存と錬磨に努めるとともに、後進の指導にも力を注ぎ、鋳金界の発展に貢献しています。

鋳金について

鋳金は、金属を溶解して成形する方法です。金属を高温で溶かした溶湯を鋳型の間隙に流し込み、冷却凝固後、鋳型から鋳物を取り出して仕上げ処理します。この伝統的な技術では、この工程が数百の段階にわたり、非常に複雑で時間のかかる作業になります。

鋳金には銅や鉄、銀、金などの地金が使われます。古くから、惣型、蠟型、砂型、込型などの鋳造法が伝わってきました。上古の鋼製器具の鋳造では主に惣型法が用いられ、その後も鉄製の茶釜や青銅の梵鐘、白銅の和鏡、砂張の仏具類などが同様の方法で作られています。

鋳金の作業工程には、原型製作、鋳型製作、合金配合、金属溶解、鋳込み、型ばらし、鋳肌処理、着色仕上げ、表面処理などがあり、金工技術の中で最も複雑で精密な造形が可能です。特に鋳型作りは重要であり、鋳造名称もこの鋳型の作り方によって区別されます。鋳型は石材、砂・粘土、金属、セメントなどの素材で作られ、さまざまなものがあります。伝統的な金属鋳造では、粘土を粘結材とした鋳物砂製の鋳型が使用されています。

買取品目

投稿者プロフィール

三冬花　谷崎未来

東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。骨董品、掛け軸、美術品の査定買取は三冬花にお任せください。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様はお気軽にお問い合わせください。出張料、査定料など一切無料です。(※内容によってはお伺いができない場合もございます)
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