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藤原雄(ふじわらゆう)1932年-2001年

藤原雄は1932年に岡山県備前市で生まれ、1955年に明治大学の日本文学科を卒業後、父のもとで備前焼の技法を学びました。1958年の日本伝統工芸展で初めて入選し、その後も国内外の展示会に多数招待され、無釉焼締の備前焼を広く紹介してきました。壺や深鉢などの力強い作品は多くの愛陶家に親しまれています。

藤原雄の略歴 (Fujiwara yu)

昭和7年6月10日岡山県に生まれる
昭和30年父・藤原敬二の助手として備前焼の修業を始め、陶芸の道に入る
昭和36年社日本工芸会正会員
昭和51年「古備前と藤原啓・雄父子展」(フランス、ベルギー、スイス)開催
昭和60年紺綬褒章受章
昭和63年社日本工芸会理事及び中国支部幹事長
平成元年「備前一千年、そして今、藤原雄の世界展」(岡山)開催
平成2年芸術選奨文部大臣賞受賞東京国立近代美術館他主催「心と技 伝統工芸名品展」北欧巡回展及び帰国展に招待出品
平成8年重要無形文化財「備前焼」保持者に認定

父、藤原啓について

藤原啓(本名藤原敬二)は、1938年に39歳で備前焼の製陶を始めました。彼が生まれ育った備前市穂浪は、備前焼の中心地・伊部の隣村でしたが、彼の若い頃は文学に情熱を注いでいました。1919年に上京し、博文館で働きながら詩人・文筆家を目指しましたが、結局疲れ果てて故郷に戻りました。帰郷後は、三村梅景から作陶の基礎を学び、さらに正宗白鳥の弟である万葉学者の正宗敦夫の紹介で金重陶陽からも指導を受けました。

藤原啓の作風は、古備前の技法をベースに、土の質感を活かした素朴で明快な表現が特徴です。彼は形式的な技巧を排し、自然な変化をもたらす窯の中での作業を通じて、独自の造形感覚と素朴な調和を追求しました。1969年には皇居新宮殿に「擂座壺」を納め、その作品にも彼の特色が表れています。

備前焼について

備前焼は、岡山県備前市の伊部地方で平安時代末期から生産されてきた陶芸で、釉薬を使わずに褐色の素地を長時間焼き締める特徴を持ちます。日用雑器から茶陶や徳利まで多岐にわたる作品が作られてきました。特に桃山時代には豪快な茶陶が、江戸時代初期以降は繊細な伊部手の作風に変わりましたが、大正末期には金重陶陽らによって土の味わいと窯変による芸術的な作風が復興し、現代の備前焼の主流となりました。現在、備前市には多くの個人作家がおり、「ヒヨセ」という土を使用し、薪の灰が生み出す「ゴマ」や「緋襷」、そして「牡丹餅」などの技法で多彩な作品を生み出しています。備前焼はその独特な味わいと地域特色で、日本の工芸史において重要な位置を占めています。

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次世代に橋渡しする価値

骨董品や美術品の査定・買取を依頼するのは、人生の中でも大きな決断の一つです。長い年月を共に過ごし、大切にしてきた品。常にご家族の傍らにあり、我が家の歴史そのものと思える品。蔵の中に眠る、先祖代々伝わる品。こうした品を託す際、価値を感じているからこそ「この魅力を理解してくれるだろうか…」「適正な価格で買い取ってもらえる?」と考えるのは当然ですし、それを依頼する業者を選ぶのは容易ではないでしょう。

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骨董品、美術品の世界はそれだけ深く、難しいものだと感じています。インターネットの普及で過去の落札価格や買取相場が検索できるようになり、個人売買や多店舗展開の買取店も増えました。身近になったとはいえ依然として特殊な業界でもあり、実態とかけ離れた値付け、経験の浅い鑑定士の査定が珍しくないのも事実です。フランチャイズで大規模に展開すれば、人件費や広告宣伝費、店舗運営費は大きなコストとなり、ひいては買取価格にも反映されます。「いかに安く買い取るか」という発想になるのも避けられません。

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