梅原幸雄の略歴　(Umehara yukio)

1950年4月7日	三重県に生まれる
1978年	東京芸術大学美術学部日本画専攻卒業
1988年	第43回 日本美術院春季展 春季展賞
1997年	東京芸術大学美術学部絵画科〈日本画〉助教授
2001年	日本美術院展 文部科学大臣賞受賞
2003年	第88回 日本美術院展出品作 内閣総理大臣賞受賞
2005年	東京芸術大学美術学部絵画科〈日本画〉教授
2008年	東京芸術大学日本画研究室作品展「ひとつの現場から」

1950年に三重県南伊勢町で生まれた梅原幸雄は、東京藝術大学在学中に制作した作品「微風」で再興第65回日本美術院展覧会に初めて入選し、その後も日本美術院賞、文部科学大臣賞、内閣総理大臣賞など数々の賞を受賞し、その才能を発揮していきました。現在は東京藝術大学の教授として後進の育成に努める一方、日本美術院の同人として積極的に創作活動を行い、日本画の発展に大きく貢献しています。梅原の作品は、自然の壮大さを感じさせるダイナミックな描写、インドで出会った女性たちをモチーフにした鮮やかな色彩表現、そして安定感のある構図が特徴で、その生命力あふれる画風は多くの人々から高い評価を受けています。

梅原幸雄の作風

梅原幸雄の人物画にはモデルとなった女性の感情が生き生きと表現されています。彼自身の感情がモデルに反映され、作品の中で喜びや哀しみ、信頼や安堵といった深い感情が自然に湧き上がっているように感じられます。彼が特に子供たちを描くとき、その感情の豊かな動きが作品に新鮮で驚きのある印象を与えると語っています。梅原はその作品に感謝の気持ちを込めて描いており、そのスタンスを今後も変えることなく続ける意志を示しています。彼の言葉には一切の装飾がなく、まるで少年が初めての感動を描くように、一心不乱にその瞬間を再現しようとする姿が印象的です。現代の混沌とした時代において、梅原の生き方は、多くの人々にとって憧れであり、彼のライフスタイルは「亜細亜の風」として称されるにふさわしいものです。画伯は今も日本を飛び出し、世界でのさらなる活動のために大きなエネルギーを蓄えているのです。

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