辻清明の信楽焼・茶陶作品を高価買取|名古屋・岐阜・三重で登窯の名品を丁寧査定

信楽焼の真髄を現代に蘇らせた巨匠、辻清明。炎と対峙しながら生み出されたその作品群は、力強くも滋味あふれる“明る寂び”の美を体現しています。1400度超の登窯で焼き上げられた茶碗や花入、水指など、どれもが手轆轤による手仕事の結晶であり、数多くの茶人・美術愛好家に高く評価されています。
当店では、名古屋市を中心とした愛知県・岐阜県・三重県エリアで、辻清明の信楽焼・茶陶作品を専門的に査定・高価買取しております。茶室「清風庵」を築き、茶陶の世界に深く踏み込んだ後期作品や、古信楽に通じる大壺・水指など、状態・付属品・来歴に応じて適正価格をご提示いたします。
「祖父のコレクションを整理したい」「辻清明の信楽焼茶碗の価値を知りたい」などのお問い合わせにも、無料の出張査定・宅配査定に対応。信楽焼・茶陶に精通したスタッフが誠実にご案内いたします。愛知・岐阜・三重で辻清明作品のご売却をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

辻清明の略歴(Tsuji seimei)

1927年1月4日東京都に生まれる。本名読み:つじ きよはる
1941年姉・輝子とともに辻󠄀陶器研究所を設立し、倒焰式窯を築く。この頃から富本憲吉や板谷波山に師事
1955年東京都多摩に築窯
1963年日本陶磁協会賞 金賞受賞。アメリカ合衆国・ホワイトハウスに『緑釉布目板皿』を収蔵
1973年イタリア・ファエンツァ陶芸博物館に『茶碗』を収蔵
1990年藤原啓記念賞受賞
1993年NHK教育テレビ「やきものをたのしむ」に講師として出演
2001年ドイツ・ハンブルクダヒトアホール美術館開催の日本現代陶芸展に招待出品
2006年東京都名誉都民に推挙される
2008年4月15日死去。享年81

辻清明氏は日本陶芸界を牽引した情熱の人でした。1927年(昭和2年)に東京都で生まれた清明氏は、幼いころから骨董に惹かれ、わずか14歳にして「辻陶器研究所」と自らの看板を掲げるという早熟ぶり。少年時代には最新式の石炭窯まで導入し、加藤五郎、富本憲吉、板谷波山といった名匠たちから学びを受けるという徹底ぶりでした。

彼が本格的に窯を構えたのは1955年、多摩の地にて。以後、生涯を通して信楽を中心に伊賀や唐津など、六古窯の系譜に連なる技法を探求し続けました。中でも古信楽に対する思い入れは深く、「夜明けの空のような美しさ」をもつ“明る寂び”と表現しています。武骨でありながら素直、そして滋味に満ちたその信楽の魅力こそが、自身の原点であると語っています。

清明氏の陶芸は、まさに炎と格闘する現場でした。多摩と長野県・穂高に構えた二つの工房には登窯があり、それぞれ年に一度ずつ焚かれます。焼成時間は100時間、温度は1400度を超えるという過酷な環境のなかで、自らすべて手轆轤で成形した器を仕上げるのです。作品に宿る圧倒的な気迫と存在感は、そうした現場の緊張感の賜物といえるでしょう。

また、辻氏は茶の湯との関わりも深く、1990年には自らの茶室「清風庵」を多摩に築き、茶陶への傾倒をさらに深めていきます。1996年頃には、加藤唐九郎とともに「茶碗競べ展」を開催し大きな話題となりました。茶碗、茶入、水指といった茶道具に込められた寂びの美学――その精神性は、清明氏の焼きもの観そのものでした。

作陶50周年記念展(西武美術館)や60周年記念展(伊勢丹美術館)をはじめ、国内外での個展・招待出品も多数。NHK教育テレビ「やきものをたのしむ」では講師を務め、陶芸の魅力を広く伝えました。彼の作品は、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツなど、世界の美術館にも多数収蔵されています。

焼きものと真剣に向き合い続けた、まさに“炎の巨匠”。辻清明氏の信楽は、今なお多くの人々の心を熱く燃え上がらせています。

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