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三代目徳田八十吉の略歴 (Tokuda yasokichi)

昭和8年9月14日初代徳田八十吉の孫として生まれる。初名は正彦。初代、二代目に師事。
昭和46年第一八回日本伝統工芸展NHK会長賞(優秀賞)受賞
昭和52年第二四回日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞(優秀賞)受賞
昭和54年第二六回日本伝統工芸展鑑査委員
昭和63年藤原啓記念賞受賞。三代目を襲名
平成3年第11回日本陶芸展最優秀作品賞・秩父宮賜杯受賞
平成4年第三九回日本伝統工芸展審査委員
平成9年重要無形文化財「彩釉磁器」保持者に認定
平成21年8月26日死去

三代徳田八十吉(本名:徳田正彦)は石川県小松市出身の九谷焼作家で、二代徳田八十吉の長男です。1954年頃から祖父である初代徳田八十吉から九谷焼上絵具と上絵付技法を学びました。朝日陶芸展や日展で活躍した後、1971年の第18回日本伝統工芸展で「彩釉鉢」がNHK会長賞を受賞し、1977年の第24回日本伝統工芸展で「燿彩鉢」が日本工芸会総裁賞を受賞しました。

徳田八十吉の代表作

三代徳田八十吉  燿彩鉢 創生  1991

青手古九谷に見られる四彩を使用したこの作品は、釉薬の見事なグラデーションが一際目を引きます。グラデーションはぼかしを使わず、各色を一本一本丁寧に挿していく手法で表現されており、深く透明感のある輝きを放っています。鉢の形状である正円もまた、幾何学的な抽象を思わせ、色絵磁器の新しいスタイルを示す印象的な一点です。

三代 徳田八十吉展 耀彩壺「恒河」

「九谷焼は、中国の山水画や狩野派の花鳥絵など、その時代に合った絵を描いてきた。現代に生きる自分にとって魅力的なのは抽象画だ」と考え、研究を重ねた晩年の作品。徳田家に伝わる古九谷五彩のうち、ガラス成分のない赤を除く紺、紫、緑、黄の4色の釉薬から200以上の中間色を創り出し、宝石のように煌めくグラデーション作品として発表しました。

彩釉磁器について

彩釉磁器は、焼き付けた磁器素地に色釉を施して装飾する陶芸技法です。その特徴は、色釉の美しさを色彩の濃淡や対比などで表現することにあります。中国では明時代以降の景徳鎮窯で、各種の色釉を使用して磁器の表面を装飾する技法が盛んになりました。

彩釉磁器の色は、焼成によって色釉に含まれた酸化金属が呈色されるもので、一般的に用いられる彩料の色は、黄色系には酸化鉄、緑色系には酸化銅、紺色系には酸化コバルト、紫色系には酸化マンガンによって表現されます。このような色釉を用いた彩釉磁器は、明の正徳期の「黄地緑彩」や嘉靖期の「黄地紅彩」「紅地緑彩」など、16世紀から17世紀にかけてさまざまな用例が見られます。

日本では、江戸時代の古九谷の「青手」と呼ばれる様式が特に有名で、九谷五彩のうち赤を除く黄・緑・藍・紫の四色の色釉を使用し、黒の描線模様の上に塗り埋めて装飾的な模様を表現した彩釉磁器があります。この技法は江戸後期の文化年間に再興九谷を意図して開窯された吉田屋窯でも受け継がれました。

現代の三代徳田八十吉の彩釉磁器は、これらの伝統的技法を基盤に独自の創意工夫を加えることで、新しい芸術的表現を可能にした陶芸技術となっています。

豪放華麗な色絵で知られる九谷焼

九谷焼は、華麗な九谷五彩(緑・黄・赤・紫・紺青)と、人物・花鳥・山水などの力強い文様を特徴とする色絵磁器であり、美術工芸品として国内外で高く評価されている。その起源は江戸時代初期(1655年頃)にさかのぼり、加賀藩の支藩・大聖寺藩(現在の石川県加賀市)領内の九谷村で陶石が発見されたことに始まる。藩主前田利治の命により、家臣の後藤才次郎が肥前国有田で製陶技術を学び、九谷に窯を築いて製陶が開始された。

初期に焼かれた作品は「古九谷」と呼ばれ、九谷焼の名はこの地名に由来するとされる。しかし、開窯から約40年後、古九谷は突如として廃窯し、約80年間の空白期間を迎える。その後、加賀藩に招かれた京の名工・青木木米が金沢の卯辰山に春日山窯を築き、若杉窯、小野窯、吉田屋窯、宮本窯などが加賀国各地に開かれ、特色ある色絵磁器が生産された。これらの作品群は「再興九谷」と呼ばれる。

九谷焼はその後も発展を続け、明治維新前後の混乱期には一時衰退したものの、明治20~30年代には日本の輸出陶磁器の第一位となり、世界的に知られる存在となった。
現在の九谷焼は、金沢市、小松市、能美市、加賀市を中心に多くの窯元が存在し、各時代の伝統的な作風を受け継ぎながら、時代のニーズに応じた多彩な色絵磁器を生み出している。

九谷焼に関する施設も多く、金沢市には「石川県立伝統産業工芸館」(兼六町)があり、多くの九谷焼が展示されている。また、能美市には「能美市立九谷焼陶芸館」「能美市立九谷焼資料館」「九谷陶芸村」があり、泉台南には「九谷焼窯跡展示館」も設置されている。

さらに、小松市街には「小松市立錦窯展示館」「小松市立登窯展示館」があり、古九谷から現代までの名品が年代別に展示されている。小松市正蓮寺町には「九谷焼窯元工業共同組合」が運営する「九谷窯元会館」があり、各窯元の製品を展示・販売している。

加賀市には「石川県九谷焼美術館」があり、古い時代の名品を鑑賞することができる。これらの窯元や施設は、それぞれ異なる様式を持ちながらも、九谷焼産業の基盤として貴重な文化遺産として保存されている。

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