木村盛康の天目茶碗・陶芸作品を高価買取|名古屋・岐阜・三重での売却は当店にご相談ください

陶芸家・木村盛康氏は、京都山科を拠点に、天目釉の表現に人生を捧げてきた現代陶芸の名匠です。兄・木村盛和の指導のもと、天目の深奥へと分け入り、自らの手で「松樹天目」「耀黄天目」「天目宙」「京紫天目」など多彩な作品を生み出してきました。
その作品は、ボストン美術館・大英博物館・ハーヴァード大学美術館など、国内外の一流美術館に収蔵されています。しなやかな品格と妖艶な色彩を備えた木村天目は、お茶碗としてはもちろん、料理店の器や高僧の愛用品としても高く評価されています。
当店では、愛知県(名古屋市)・岐阜県・三重県にて、木村盛康の陶芸作品を丁寧に査定・買取しております。
天目釉に精通した専門査定士が、見た目の美しさや釉薬の特徴、保存状態などを丁寧に確認し、作品の価値を正当に評価いたします。名古屋・岐阜・三重エリアでは、出張買取・宅配買取・店頭買取すべてに対応しております。木村盛康作品のご売却をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

木村盛康の略歴(Kimura moriyasu)

1935年京都府に生まれる
1954年京都市立日吉ヶ丘高校 陶芸科 卒業
1957年京都市工芸指導所研究生・養成本科・専科 修了、兄・木村盛和に師事
1959年京都美術展初入選
1966年京都・山科に築窯
1973年現代美術科集団展で京都府知事賞受賞
1993年ボストン美術館に収蔵される
2005年京都府文化賞功労賞受賞
2015年ニューヨークの画廊で個展開催

昭和10年、京都に生まれた陶芸家・木村盛康氏。清水五条坂の陶工の家に生まれ、父は赤絵職人、母は絵具を擂る職人という環境で育ちました。中学2年のころから、14歳年上の兄・盛和氏の背中を追い、自然と陶芸の道へ入っていきます。

兄・木村盛和は、木葉天目の再現など、天目釉の研究で知られた第一人者。その傍らで技を磨きながら、盛康氏は独自の感性で天目の世界を切り拓いていきました。京都市立日吉ヶ丘高校陶芸科を卒業後、京都市工芸指導所の養成課程・専科を修了。昭和41年には山科に自らの窯を築き、本格的に作陶に取り組み始めます。

天目釉の本場は、中国・南宋時代の建窯。その幽玄な輝きと、斑紋の神秘性は「陶磁器の頂点」とも称されます。木村氏の作品もこの伝統を受け継ぎながら、「松樹天目」「耀黄天目」「禾目碧天目」「京紫天目」「天目宙」など、多彩な表情を持つ独自の釉調を生み出してきました。

その技術は極めて高度。長石・珪石・酸化鉄・コバルトなどを複雑に調合し、1280〜1300度の高温で焼成することで、釉がにじみ、流れ、繋がり、唯一無二の模様を生み出します。特に「油滴」は、斑点状に釉が収まる現象、「禾目」は縦に流れる模様、「松樹」はそれがさらに繋がった姿を指します。

「お茶碗だからといって難しく考えすぎず、自由に使ってほしい。けれど、天目には深みと品格が必要だと思っています」――と語る木村氏。作品は食器としても評価が高く、有名フランス料理店や高僧の私物の飯碗としても使われているそうです。

妖しげな輝き、神秘的な文様。天目という釉薬の可能性を、木村盛康氏は静かに、しかし力強く押し広げてきました。その器を手に取るとき、人はまるで漆黒の宇宙をのぞき込むかのような、不思議な感覚に包まれるのです。

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店舗名美術三冬花
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登録番号第06166号
登録の有効期限2030年1月15日
氏名谷﨑 未来
業務を行うための施設の名称及び所在地美術三冬花/岐阜県岐阜市松原町20番地松原マンション1階
譲渡し又は引渡しの業務の対象とする特別特定器官等の種別ぞう科の牙及びその加工品

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号)」第33条の6第1項の規定に基づき登録を行っており、

象牙製品等を取り扱うことができます。

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