加藤唐九郎の買取は三冬花にお任せください。

加藤唐九郎作品の買取は、三冬花にお任せください。お客様の貴重な作品に対し、適切な評価をいたします。

加藤唐九郎の略歴 (Kato tokuro)

1897年7月19日愛知県の半農半陶で窯業を営む家の長男として生まれる。本名:庄九郎
1911年中根塾に入門し、南画・漢籍を学ぶ
1914年父の製陶工場の一部の使用権を譲り受け、本格的な作陶生活に入る
1918年本格的に瀬戸系古窯を調査
1929年瀬戸古窯調査保存会が発足し、常任理事となる
1934年港区青山の私邸に「陶壁」を試行
1943年愛知県西加茂郡に築窯
1952年織部焼の技術で国の無形文化財有資格者に認定
1956年中日文化賞受賞
1960年永仁の壺事件
1961年国の無形文化財有資格者の認定取り消し
1965年毎日芸術賞受賞
1985年12月24日死去。享年88

幼少の頃からロクロや土で遊んでいた加藤は、大正3年に父から窯を引き継ぎ製陶業を開始し、20歳の時に唐九郎と改名しました。当時、陶業界は第一次世界大戦後の好景気で大量生産が進み、経営に失敗したため、一時実業家や文学を目指しました。しかし、瀬戸や美濃地方の古窯を発掘調査し、桃山古陶に触れる中で、志野や織部、黄瀬戸の復元研究に力を注ぎました。

昭和8年には、著書『黄瀬戸』で瀬戸焼が美濃で古く焼かれたと主張し、瀬戸市民の反発を招き「焚書騒動」が起こりました。これを機に瀬戸を離れ、昭和10年に小幡翠松園に窯を移しました。その後、安土桃山時代の古窯発掘を通じて、織部焼の復活に努力しました。

昭和26年には、パリのチェルヌスキ博物館で開催された日本陶芸展に「織部向付」6点を出品し、ピカソと作品を交換して話題となりました。昭和27年には、織部の技法で第1回無形文化財記録保持者に選定されました。昭和31年には文化芸術使節団の一員としてアジア・ヨーロッパを歴訪し、昭和33年にはソ連国立東洋博物館で日本工芸美術展を開催するなど、海外文化交流にも尽力しました。

しかし昭和35年、重要文化財に指定されていた「瀬戸飴釉永仁銘瓶子」が偽作であると疑われ、自作の模倣作であることを表明し、重文指定が取り消される「永仁の壷」事件が発生しました。これを機に、日本陶磁協会や日本工芸会理事などの公職から離れ、以後は制作に専念しました。

唐九郎は志野、織部、黄瀬戸、高麗、唐津、伊賀、信楽など幅広いジャンルに精通し、現代日本の代表的陶芸家として活躍しました。

永仁の壺事件について

「永仁二年」銘の瓶子(以下「永仁の壺」)は1937年に加藤唐九郎が作ったとされていますが、長男や弟が関与した説もあり、製作目的も習作や神社奉納用など諸説あります。この作品は1943年に初めて公表され、1954年に加藤唐九郎自身が鎌倉時代の作品として『陶器辞典』で紹介しました。

1959年、「永仁の壺」は鎌倉時代の古瀬戸として国の重要文化財に指定されました。陶磁研究の第一人者であった小山富士夫の強い推薦がありましたが、後に「松留窯」が加藤唐九郎の捏造であることが判明しました。

重要文化財指定直後から贋作疑惑があり、1960年に加藤唐九郎の長男・嶺男が「自分が作った」と告白し、その後に唐九郎本人も自作であると認めました。文化財保護委員会の調査で鎌倉時代のものではないと結論され、「永仁の壺」を含む3件の重要文化財陶器は1961年に指定解除され、小山富士夫が辞任しました。

事件の真相については依然として不明な点が残されていますが、「永仁の壺」が話題になったことで加藤唐九郎の名声はむしろ高まったと言われています。

加藤唐九郎の買取相場

加藤唐九郎の作品の買取価格は作品によって大きく異なり、最高で数百万円に達することがあります。特に最上級の志野焼の茶碗は高額になりやすい一方で、ぐい吞みや湯呑といった酒器は比較的低価格になる傾向があります。

初めてのお客様へ

骨董品や美術品の査定・買取を依頼するのは、人生の中でも大きな決断の一つです。

店舗名美術三冬花
所在地〒500-8347
岐阜県岐阜市松原町20番地松原マンション1階
TEL 058-337-9444
TEL 0120-772-316
1F, Matsubara Mansion, 20 Matsubara Town, Gifu City, Gifu Prefecture, 500-8347 Japan
買取・鑑定・査定のお問い合わせTEL 0120-772-316
古物商許可番号岐阜県公安委員会第531021300621号
電話受付時間9:30~17:00
定休日不定休(店舗にお越しの際は商品の仕入れ、買取業務がありますので、まずはお電話ください)

査定、買取のご相談はこちらから0120-772-316買取、査定はお気軽にご相談ください。

メール・写真でのお問い合わせはこちら MAIL:santouka@tanizaki-art.com

三冬花で買取できる美術品や骨董品

絵画

掛け軸

古美術品

【骨董品】査定買取の出張エリア

愛知県

名古屋市/一宮市/豊田市/西尾市/春日井市/小牧市/稲沢市/津島市/常滑市/豊橋市/豊川市/清須市/岡崎市/安城市/江南市/岩倉市/豊明市/日進市/北名古屋市/長久手市/東郷町/大口町/扶桑町/弥富市/あま市/大治町/飛鳥村/半田市/大府市/知多市/阿久比町/南知多市/美浜町/武豊町/碧南市/刈谷市/知立市/高浜市/幸田町/新城市/田原市/設楽町/犬山市/尾張旭市/豊山町/愛西市/蟹江町/東海市/東浦市/みよし市/蒲郡市/東栄町/瀬戸市

岐阜県

岐阜市/羽島市/各務原市/山県市/瑞穂市/本巣市/岐南町/笠松町/北方町/大垣市/海津市/養老町/垂井町/関ケ原町/神戸町/輪之内町/安八町/揖斐川町/大野町/池田町/関市/美濃市/美濃加茂市/可児市/郡上市/坂祝町/富加町/川辺町/七宗町/八百津町/白川町/御嵩町/多治見市/中津川市/瑞浪市/恵那市/土岐市/高山市/飛騨市/下呂市

三重県

桑名市//四日市市/津市/いなべ市/木曽岬町/菰野町/朝日町/鈴鹿市/亀山市/多気町/明和町/大台町/鳥羽市/志摩市/玉城町/大紀町/南伊勢町/伊賀市/尾鷲市/紀北市/熊野市/東員町/川越町/松坂市/伊勢市/度会町/名張市/御浜市/紀宝町

滋賀県

彦根市/甲良町/多賀町/豊郷町/愛荘町/東近江市/日野町/甲賀市/竜王町/大津市/草津市/栗東市/湖南市/守山市/野洲市/近江八幡市/高島市/長浜市/米原市

静岡県

静岡市内全域(駿河区、葵区、清水区、東区、中区、南区、北区、西区、天竜区、浜北区)/熱海市/沼津市/富士宮市/伊東市/三島市/富士市/島田市/焼津市/掛川市/磐田市/御殿場市/藤枝市/袋井市/裾野市/湖西市/下田市/御前崎市/牧之原市/伊豆市/伊豆の国市/菊川市