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五代伊藤赤水の略歴 (Ito sekisui)
1941年6月24日 新潟県佐渡に四代目赤水の長男として生まれる。本名:窯一 1966年 京都工芸繊維大学工芸学部窯業工芸学科卒業。三代である祖父に師事 1972年 日本伝統工芸展入選 1976年 五代赤水を襲名 1981年 米国国立スミソニアン博物館、英国国立ビクトリア・アンド・アルバート美術館開催の「日本現代陶芸展」に招待出品される 1993年 皇太子妃雅子様の成婚を祝し、小和田家へ「無名異窯変壺」が寄贈される 2003年 重要無形文化財「無名異焼」の保持者に認定 2005年 紫綬褒章受章 2011年 旭日小綬章受章
佐渡島は1600年代初頭に鉱脈が見つかった後、鉱山町として繁栄しました。ここでは金や銀の鉱物だけでなく、酸化鉄を豊富に含む赤色の粘土「無名異」も採掘されています。この無名異から作られる陶器は「無名異焼」として知られ、その温かみのある赤色と独特な光沢が魅力です。この地域特有の土を使い、長年にわたって島の住民によって磨かれてきた技術は、現代に至るまで受け継がれています。
伊藤赤水の名前は、無名異焼を製造する赤水窯の家系で代々受け継がれてきました。明治初期に伊藤富太郎が初代として赤水の名を名乗り、現在は五代目がその地位を継いでいます。五代目赤水氏は伝統技術を守りつつ、新たな発想で独自の作風を確立し、2003年には重要無形文化財「無名異焼」の保持者(人間国宝)として認定されました。
無名異焼について
無名異焼は、新潟県の佐渡市で製造される陶器で、その起源は江戸時代後期の弘化年間(1844年から1847年)にさかのぼります。この時期、相川町に住む七代目伊藤甚兵衛が無名異土を含む土で陶器を作り始めました。初期の無名異焼は軟質の日用品や楽茶碗として焼かれましたが、明治時代に入ると初代伊藤赤水と初代三浦常山によって現在見られる硬質の陶器へと発展しました。
伊藤家からは無名異焼を代表する人間国宝が出ており、三浦家は青磁の人間国宝である三浦小平二の故郷でもあります。また、無名異とは、殺菌・抗菌作用が認められている天然のマンガンや酸化鉄を含む鉱物を指し、時には青磁やその他の絵付けに用いられる「呉須」としても知られています。
佐渡島は海底火山の活動によって形成され、金山で採掘された鉄分豊富な赤土が無名異土と呼ばれています。これに黄色の野坂土を混ぜて使われることが多く、焼成時には朱色や黒褐色に焼き上がります。この土は高い可塑性を持ち、水簸による精製が施されることで、きめ細やかな表面と特徴的な朱色の作品が生まれます。また、成形から焼成までの過程で約30%の収縮が見られる点も無名異土の特徴の一つです。一般的な陶土と比較して、これはかなり高い収縮率です。
無名異土と炎が生む美の景色――伊藤赤水のやきもの
朱は茜に染まる西の空、黒は闇をまとった湧き出る雲。伊藤赤水氏の生み出す窯変の景色は、まさに佐渡の夕景を思わせる。穴窯独特の「火の走り」が、粘りのある朱泥の地肌に褐色の景色を描き出す。それは「無名異(むみょうい)」と呼ばれる特別な土の特性を活かすための、ひとつの明確な答えでもあった。
無名異とは、佐渡の金鉱脈付近で採れる赤土であり、酸化鉄を多く含む。この赤土が高温で焼かれることで独特の発色を見せる。赤水氏はこの土に酸化金属や白土を加えることで、多彩な色彩を引き出し、線紋や流動紋、そして花紋など、複雑で詩的な文様を生み出している。
赤水氏は初期の窯変で高い評価を得たのち、次なる展開として「練上(ねりあげ)」技法に取り組んだ。しかし、練上は色の工夫を凝らしても、しばしば平面的にしか見えないという課題があった。そこで赤水氏は、模様に立体感と奥行きを与えるために、文様そのものを多層的に組むという手法に挑戦。結果として、器の表と裏に異なる文様が現れるという、従来の練上では不可能とされた表現を実現した。
伊藤赤水の名は、天保年間(1830〜1844)に開窯された伊藤家の窯に始まる。開祖は羽口屋甚兵衛こと伊藤富三郎であり、「赤水」の名はその子・富太郎から継がれた。幕末の頃には楽焼の茶碗も手がけていたとされる。
しっとりとした潤いを感じさせる風格、そして華やかさと品格を兼ね備えた赤水氏の作品。近作では、重層的な花紋にさらに「窓」を切り、そこに別の花紋を重ねるという新たな試みも行われている。常に変貌を続けるその作品群は、どこにあってもなお観る者を魅了し続ける、美の語り部である。
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