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井上萬二作品の買取は、三冬花にお任せください。お客様の貴重な作品に対し、適切な評価をいたします。

井上萬二の略歴 (Inoue manji)

昭和4年3月24日佐賀県有田町に生まれる
昭和20年十二代酒井田柿右衛門、奥川忠右衛門に師事
昭和43年第一五回日本伝統工芸展入選
昭和46年社日本工芸会正会員
昭和53年全国伝統的工芸品展通商産業大臣賞受賞
昭和54年「現代の名工」労働大臣表彰
昭和61年佐賀県芸術文化功労賞受賞
昭和62年第三四回日本伝統工芸展文部大臣賞 (優秀賞)受賞
平成7年重要無形文化財「白磁」保持者に認定
平成9年紫綬褒章受章
平成15年旭日中綬章受章

井上萬二は、1929年に佐賀県有田の有田焼の窯元の家に生まれました。戦後、第十二代酒井田柿右衛門から磁器の製法を学び、さらに先代の奥川忠右衛門(1975年没)のもとで、磁器の大型成形の轆轤技術を習得しました。1958年には佐賀県立窯業試験場に入所し、後進の研究生に轆轤成形技術を指導しつつ、白磁器の成形や白磁釉の研究に従事しました。1968年には第一回日本伝統工芸展に「白磁花器」が初入選し、白磁作家としての道を歩み始めました。

1969年にはアメリカ・ペンシルバニア州立大学美術学科に佐賀県から派遣され、作陶を指導しました。1971年に窯業試験場を退職してからも、同大学やニューヨーク州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州の各大学から講師として招かれるなど、彼の磁器の轆轤成形技術への評価は高いものでした。

彼の作品は、古典作品の模倣ではなく、現代的で自由な造形を追求し、その清澄な白磁の釉調と共に高く評価されています。

白磁について

白磁は、主に陶石や磁土(カオリン)を使用して成形され、その表面に長石や石灰などの材料を含む透明釉をかけて焼成される陶芸技術です。その白い色合いは、素地の白さに大きく依存しています。しかし、「白」と一口に言っても、素地や釉薬に微量の鉄分が含まれたり、焼成条件によって黄色みや青みが微妙に表れたりします。また、時には素地に彫刻などの装飾が施されることもあります。

白磁は、中国の南北朝時代後期から始まり、唐代に発展し、北宋時代の河北省の定窯では、淡いクリーム色がかった白磁胎に優れた彫刻や印花文様が施された上質な白磁が焼かれました。朝鮮でも高麗時代中期以降、李朝時代にかけて多くの白磁が生産されました。

日本では、17世紀初頭の文禄・慶長の役の後、朝鮮から招かれた李朝の陶工によって、佐賀県有田の泉山で磁器の原料となる陶石が発見され、初めて白磁が焼かれました。これにより、「初期伊万里」として知られる白磁が生まれ、その技法は江戸時代中期以降、幕末にかけて日本各地に広まり、現代に至るまで染付や色絵磁器など多様な技法を発展させる基盤となりました。

次世代に橋渡しする価値

骨董品や美術品の査定・買取を依頼するのは、人生の中でも大きな決断の一つです。長い年月を共に過ごし、大切にしてきた品。常にご家族の傍らにあり、我が家の歴史そのものと思える品。蔵の中に眠る、先祖代々伝わる品。こうした品を託す際、価値を感じているからこそ「この魅力を理解してくれるだろうか…」「適正な価格で買い取ってもらえる?」と考えるのは当然ですし、それを依頼する業者を選ぶのは容易ではないでしょう。

骨董品や美術品にご興味のない方にとっては、「引き取ってくれればいい」という存在かもしれませんが、実在する品である以上そこには必ず価値があり、信頼できる業者を選ぶのは重要です。三冬花はお客様の大切な品を査定し、買い取りするのにあたり、本当の価値を見きわめ、誠意をもって伝え、適正な価格をお示しすることをお約束します。そのために必要なのが知識と経験です。作品や作家、歴史的背景に関する知識、買い取りから販売までの豊富な経験があってこそ、本当の価値を見きわめることができます。修行や鑑定歴も大事ですが、常に勉強が必要なのは言うまでもありません。私自身、おかげさまで多くの経験を積んできましたが、それでもご依頼にお応えするたびに発見があり、新たな知識を得る日々です。

骨董品、美術品の世界はそれだけ深く、難しいものだと感じています。インターネットの普及で過去の落札価格や買取相場が検索できるようになり、個人売買や多店舗展開の買取店も増えました。身近になったとはいえ依然として特殊な業界でもあり、実態とかけ離れた値付け、経験の浅い鑑定士の査定が珍しくないのも事実です。フランチャイズで大規模に展開すれば、人件費や広告宣伝費、店舗運営費は大きなコストとなり、ひいては買取価格にも反映されます。「いかに安く買い取るか」という発想になるのも避けられません。

骨董品や美術品の買い取りは、極端な言い方をするとお客様の資産を削ることです。私たち業者はそれを自覚し、誠意をもって仕事をする必要があります。三冬花の使命は、その品の本当の価値をみきわめ、その価値を望む方の手元まで適切につなげること。お客様の大切な品を次の世代へつなぐ、そのお手伝いをしています。遺るべき品を後世に遺す。お客様と三冬花の出会いが、そのきっかけになればと願っています。

店舗名美術三冬花
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