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加藤卓男の略歴 (Kato takuo)

大正6年9月12日岐阜県多治見市に生まれる
昭和10年岐阜県立多治見工業学校卒業
昭和43年社日展会員
昭和55年日展評議員宮内庁から正倉院三彩の復元制作を委嘱される
昭和58年岐阜県指定重要無形文化財に認定
昭和63年紫緩褒章受章
平成21年社日本工芸会正会員
平成3年日本陶磁協会賞金賞受賞
平成7年重要無形文化財「三彩」持者に認定
平成17年1月11日死去。故人として第五回織部賞特別賞を受賞

加藤卓男は岐阜県東美濃地方の多治見市市之倉にある江戸時代から窯元を営む家に生まれました。1961年(昭和三六)にフィンランド政府の招きを受け、フィンランドの工芸美術学校に留学します。留学中にペルシャを訪れ、イラン国立考古博物館で古代イスラム陶器やペルシャ三彩などに触れ、その後の陶芸作家としての方向性を見出します。1980年(昭和五五)には宮内庁正倉院から正倉院三彩の鼓胴と二彩鉢の復元を委託され、その技術を現代陶芸の制作に応用し、独自の領域を築いていきました。

三彩について

奈良の正倉院には、奈良時代に中国の「唐三彩」を手本にした五七点の陶器が保存されています。これらの陶器には、緑釉、黄釉、白釉(透明釉)の三彩を施したものの他に、緑と白の二彩や、緑・黄・白の単彩のものも含まれており、これらの低温釉を持つ陶器は「奈良三彩」と総称されます。また、「三彩」は日本で初めて使用された釉薬です。

三彩の釉薬として使われる鉛は、低温(七〇〇~八〇〇度)で珪酸と化合し、滑らかで光沢のあるガラス質の釉薬を形成します。酸化銅や酸化鉄を微量加えると緑釉や黄釉(褐釉)が得られます。低温の鉛釉には他にも、酸化コバルトを加えた藍釉(唐三彩)やマンガンを使った紫釉(ペルシャ三彩)もありますが、これらは奈良三彩には使われませんでした。

ラスター彩は、ナトリウムとカルシウムを多く含む砂漠の土から作られる軟陶ですが、卓男氏の作品は美濃の土に鉄や塩分を加えて成形されます。素焼きした素地に錫釉を施し、焼成を数回繰り返すことで、白い器胎を作り出します。その表面を彩るのは、銅や銀の金属に煤を混ぜた独自の絵具です。さらに、上絵を焼成するための「錦窯」に似た特殊な二重構造の窯を用い、薪を燃やしながら不完全燃焼させ、高温で焼き上げます。

三彩の技術は、中国では紀元前二世紀の漢代に既に緑釉や褐釉が使用されており、紀元前五~三世紀の戦国時代には緑釉陶も焼かれていたとされています。一方、紀元前二世紀末には、東地中海沿岸の西アジアでも緑と褐の鉛釉陶が見つかり、低温釉の技術は、東西文化の交流があったシルクロードの研究上、興味深いテーマとなっています。日本の三彩技法は、平安中期まで緑釉のみが使われており、その後は廃絶し、桃山時代の楽焼や近世中期の色絵や交趾焼の技法などに受け継がれ、後には平佐焼(鹿児島県)や長与三彩(長崎県)などで見事な展開を見せました。

幸兵衛窯の歴史と特徴

多治見市街の南方、愛知県瀬戸市との市境にある市之倉は、古くから陶磁器の産地として栄え、江戸末期から明治にかけては盃や煎茶器の生産で隆盛を極めた。

「幸兵衛窯」は、この地において文化元年(1804年)に開窯し、江戸城本丸・西御丸御用窯の指定を受けた窯元として製品を納入していた。以来、この窯元では、代々の当主が伝統技法を受け継ぎ、品格のある数々の和洋食器を生み出している。

長い歴史と伝統を誇る名窯であり、幸兵衛窯本館を中心に、工芸館や古陶磁資料館などの建物が建ち並び、それぞれに特色を持っている。本館にある幸兵衛窯食器展示室は、落ち着いた民芸調の造りとなっており、造形や釉調において幅広い陶技を駆使し、独創性を表現した食器、茶器、陶額などが多種類にわたり展示されている。

特に、澄んだ発色の「青釉草花文鉢」や「青釉魚文鉢」、「青釉魚文向付」は、いずれも格式高い仕上がりで、この窯元が誇る逸品である。また、独創的な加飾と発色に優れた青釉の作品のほか、「三彩花器」、「三彩鉢」、「藍彩水指」などの格式高い作品も生み出されている。これらの陶技は、平成七年に国指定の重要無形文化財となった。

さらに、幸兵衛窯六代目の加藤卓男は、長年にわたる研究を重ね、その成果として異国情緒豊かな文様と色彩が特徴のペルシア陶器の技法を用いた作品も制作している。幸兵衛窯本館の陳列室には、彼の代表作が展示されており、多くの人々が鑑賞することができる。

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