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田能村竹田の略歴 (Tanomura chikuden)

安永6年(1777)6月10日豊後直入郡竹田村に岡藩侍医の次男として生まれる
天明7年(1787)藩校由学館に入る
享和元年(1801)江戸へ向かう途中、大坂で木村蒹葭堂と会い、江戸では谷文晁を訪れる
文化2年(1805)眼病の療養を兼ねて長崎や京都へ遊学し、詩学に志を立て、隠居を決意する
文化4年(1807)京都で上田秋成を訪ね、冬には大坂の持明院で浦上玉堂と同宿し、岡田米山人らと交流する
文化8年(1811)大坂で頼山陽に会い、7月には野呂介石を和歌山に訪ね、帰藩後に百姓一揆を受けて藩に意見書を提出する
文化10年(1813)隠居し、以後は旅に出ては帰藩する生活を始める
文政元年(1818)頼山陽、竹田村を訪れる
天保6年(1835)『山中人饒舌』が刊行される。7月に高熱を出し、8月29日に亡くなる。享年59歳

竹田は岡藩の田能村碩庵の次男として、現在の竹田市にあたる竹田村で生まれました。家庭は貧しかったものの、幼少期から優秀な成績で学び、藩の学校に進学しました。詩の才能を唐橋君山に認められ、竹田社や米船社に参加しましたが、耳病や眼疾に苦しむことになります。20歳頃から地元の画家の下で修行を始め、江戸で谷文晁から通信教育を受けました。22歳で藩の学校に出仕し、後にはその頭取に昇進しました。医業から離れ、学問に専念し、『豊後国志』の編纂に携わりました。1801年には江戸へ下り、編纂作業の準備を行い、その後は全国を旅しながら学び、多くの文人と交流しました。文化8年には専売制度に反対する建言を提出し、翌年には辞表を提出して公職から退きました。その後も豊後と京阪を行き来し、知人との交流を深めました。1835年に大坂で死去し、享年59歳でした。

竹田は多くの著作を残し、『山中人饒舌』、『屠赤瑣瑣録』、『竹田荘師友画録』などが高く評価されています。彼の絵画は多様な画風を取り入れつつ、詩的な自由を追求し、晩年には繊細で味わい深い作品を生み出しました。彼の芸術は生涯を通じて、絵画に対する情熱と自己表現を追求しました。竹田の作品には身の回りの事象が織り交ぜられ、それを通じて多様な意味が表現されています。彼の絵画は彼自身の生き様や思想を映し出し、自己と他者との関係を通じて彼の芸術性が形成されています。

竹田と旅

文政9年(1826年)に長崎で遊学していた際、中国から来た画作品を見たことで竹田はある種の失望を感じ、以降は雨や風のような現実的な情景を描くように変わりました。この現実への関心が美的な信念として固まり、新たな自己認識を強める過程で、竹田は毎年のように故郷の九州から京都への旅を重ねるようになりました。これは、友人である頼山陽らとの交流を深めるためであり、また、旅を通じて得られる経験と画作における意味が結びついた貴重な時間でした。

この期間中、竹田は以前にはなかった旅をテーマにした絵画を数多く描き始めました。彼は旅先での感慨を、実際の風景をスケッチするかのように、または具体的な自然現象を旅の光景のように詳細に表現するようになりました。彼の絵画には、青年期に培った素直な感情が表現され、その独立した芸術としての様式が確立されました。

竹田の芸術は、頼山陽との関係が深まるにつれて洗練されていきました。天保元年(1830年)以降、彼は代表作となる絵画を次々に発表し、知人たちとの交流、学問的な知識、旅を愛する自由、そして友人との誠実な関係が彼の作品に影響を与えました。江戸時代の日本で文人画家としての地位を確立した竹田の芸術は、彼の生涯を通じて発展し続けましたが、その絶頂期は友人である頼山陽の死という悲しい時期に訪れました。

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