骨董品の取り扱いガイド|買取・鑑定・保管方法まで徹底解説

作家名 | 弥五郎 |
査定額 | 10万円 |
作品名 | 唐銅龍耳花瓶 |
種類 | 金工 |
付属品 | 大西清右衛門 箱書き |
商品状態 | 概ね良好 |
骨董品の査定ポイント①

- 作家作品の場合、その作家の特徴、個性が如実に表れているかどうかを判断します。
- 細部を確認し、絵付け、材質等を見て、本物とどこが共通かを見ます。
- 明らかな贋物は、品位や風格、あるいは独特の大らかさに欠ける、などと簡単に判別のつく場合もありますが上記のようなポイントを押さえて真贋を判断します。これは陶磁器、刀剣、絵画等の鑑定にも共通する基本といってよいです。
骨董品の査定ポイント②

落款・窯印を確認し、本人の署名かどうか、また印は、本人が何年頃に使用したものかを厳しく判別します。
骨董品の査定ポイント③

書付がある場合は箱書を見ます。由緒ある作品なのか、また箱書の署名人の署名そのものも本物なのかどうかを判断します。
※【箱書】極書(きわめがき)を署名・押印をしたもの。作家本人、茶人、または弟子などが記すことが多い。ただし偽物の箱書きもあり得るので注意が必要です。
骨董品ってどう扱えばいいの?初心者向け取り扱いマニュアル
古陶磁は新しい陶磁器とは異なり、特有の注意点を理解したうえで丁寧に扱う必要があります。正しい取り扱いを知らずにいると、所有者や周囲に不安を与えるだけでなく、大切な古陶磁を傷つけてしまう恐れもあります。
1.両手で持つ
古陶磁を持つときは、必ず両手で外側から優しく抱えるように持ちましょう。片手で口縁や装飾部分をつかむのは厳禁です。古陶磁には傷や修復された箇所が多く、特に共色で補修された部分は見た目では分かりにくいため、無理な持ち方をすると破損の原因になります。金継ぎなど修理跡が確認できる部分にも触れないよう注意が必要です。
2.下側から持つ
やきものを持つ際は、上部ではなく、底を手のひらで支えるようにして下側から持ち上げるようにしましょう。底部は比較的しっかり作られており、安定して持ちやすいだけでなく、落下のリスクも軽減できます。
3.ゆっくりと扱う
古陶磁を扱う際は、急な動作を避け、静かにゆっくりと持ち運ぶことが基本です。振り回すような扱いはもってのほかです。複数人で複数の器を同時に動かす場合は、器同士がぶつかる危険もあるため、特に注意が必要です。「両手で、下から、ゆっくりと」——この三つが古陶磁の取り扱いで最も重要なポイントです。
4.低く持つ
古陶磁を高く持ち上げたり、高い位置で長時間保持するのは避けましょう。確認したい場合は、器を少しだけ持ち上げ、自分の目を近づけて見るのが安全です。
5.指輪は外す
軟質の土器や、釉薬が剥がれかけている陶器は、指輪の金属で傷つく恐れがあります。多くの陶磁器は指輪程度では傷まないものの、触れたときの「カチカチ」という音だけでも、持ち主や周囲に不安を与えることがあります。細心の注意を払う人は、ブレスレットや腕時計も外し、ポケットにしまってから扱うほどです。
6.箱はひもで持たない
古陶磁の収納箱に使われている古い紐は劣化して切れやすいことがあるため、紐だけを持つのは避けましょう。箱を扱う際も、必ず底から全体を支えるように持つことが大切です。
7.手袋は用いない
映画やテレビでは、貴重品を扱う際に白手袋を使う場面がよく見られますが、やきものに関しては逆に危険です。手袋をすると指先の感覚や摩擦が鈍り、滑りやすくなるため、落下のリスクが高まります。巻物や他の美術品では白手袋が適している場合もありますが、陶磁器の扱いには不向きです。
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