明治43年2月4日 | 代々萩焼を家業とし、旧萩藩御用窯であった三輪窯の九代休雪・三輪雪堂の三男として生まれる。本名は節夫 |
昭和2年 | 十代三輪休雪(休和)に師事 |
昭和42年 | 十一代休雪を襲名 |
昭和43年 | 中国文化賞 昭和四五山口県選奨(文化功労) |
昭和47年 | 日本工芸会理事 |
昭和58年 | 重要無形文化財「萩焼」保持者 |
三輪壽雪(十一代三輪休雪、本名三輪節夫)は、家法の伝統技法を習得した後、川喜田半泥子に師事し、1957年に日本伝統工芸展で初入選して以来、その場を中心に活躍しました。1967年には兄の隠居に伴い、十一代休雪を襲名し、以降、数々の賞を受賞しました。これには1968年の中国文化賞、1970年の山口県文化功労賞、1976年の紫綬褒章、1982年の勲四等瑞宝章、1983年には重要無形文化財「萩焼」の保持者に認定され、1990年には勲四等旭日小綬章を受章しました。2003年には三輪壽雪と号しました。
彼の作風は、萩焼の伝統的な技法や材質を継承しながらも、個性的な造形感覚で新風をもたらしました。特に「休雪白」と呼ばれる純白の藁灰釉を用いた作品が特色であり、荒目の素地を用いた鬼萩手などにも挑戦しました。三輪壽雪は伝統萩焼の技法の保存と伝承に尽力し、その分野の中心的な存在として認められています。
三輪休和について
三輪休和(十代休雪)は、1927年に父・雪堂(九代休雪)の隠居に伴い、山口県萩市の三輪窯を継承し十代休雪を襲名しました。彼は萩焼の技法を継承し、1956年には山口県の無形文化財「萩焼」の保持者に認定され、翌1957年には記録作成等の措置を講ずべき無形文化財の技術者として選ばれました。1970年には重要無形文化財「萩焼」の保持者に認定され、1973年には勲四等旭日小綬章を受章しました。休和は、高麗茶碗に日本風の作りを加えた独自の作風で知られ、特に「休雪白」と呼ばれる純白の藁灰釉を用いた作品で新境地を開きました。1967年には弟に休雪号を譲り、休和と号して晩年は自由な立場から作陶を続けました。
萩焼について
萩焼は、日本の山口県萩市で文禄・慶長の役後に萩藩主毛利氏によって始められた陶磁器の一種です。始まりは、朝鮮から招かれた陶工によって萩市松本に開窯され、その後、長門市深川にも御用窯が設けられました。「松本萩」と「深川萩」と呼ばれ、朝鮮李朝の技法を継承しています。古くから茶道で高く評価され、「一楽、二萩、三唐津」と称されるほどで、その特徴は使い込むほどに色調が変化する枇杷色の素地に乳白色の釉薬を施した茶碗です。現在、萩焼は松本、深川、そして山口に分派した大和窯を含む複数の窯があり、地方的特色を守りながら伝統技法を継承発展させています。
作品名 | 買取相場 |
十三代三輪休雪 エル・キャピタン | ¥600,000円 |
11代三輪休雪(三輪壽雪)最上位作 鬼萩茶碗 | ¥700,000円 |
11代三輪休雪(壽雪) 萩茶碗 割高台 | ¥300,000円 |
11代三輪休雪(三輪壽雪) 鬼萩白茶碗 | ¥300,000円 |
十一代三輪休雪(壽雪) 萩灰被水指 | ¥150,000円 |
十二代 三輪休雪(龍作) 『卑弥呼山』オブジェ | ¥150,000円 |
十二代三輪休雪(龍作) 香炉 | ¥100,000円 |
十二代三輪休雪金彩シルクロード壺 | ¥150,000円 |
十三代三輪休雪造 花冠 | ¥100,000円 |
十二代三輪休雪(龍作) 瑞鳥 花器 | ¥80,000円 |
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業者選びは非常に重要です。実績、評判、専門知識を持つ査定士がいるかどうかを確認し、信頼できる業者に依頼することが大切です。
当店の鑑定士は東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様には経験豊富な鑑定士が直接査定させていただきます。
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盗品捜査のための警察への情報提供はいたしますが、その他お客様の情報は一切漏らしません。お客様との信頼関係をもとに三冬花は運営しております。
基本の鑑定方法について
- 作家作品の場合、その作家の特徴、個性が如実に表れているかどうかを判断します。
- 細部を確認し、筆致、絵の具、紙質(絹布の質)等を見て、本物とどこが共通かを見ます。
- 落款・印を確認し、本人の署名かどうか、また印は、本人が何歳頃に使用したものか(富岡鐵斎などは数十の印を使用した)を厳しく判別します。
- 共箱がある場合は箱書を見ます。由緒ある作品なのか、また箱書の署名人の署名そのものも本物なのかどうかを判断します。
- 明らかな贋物は、品位や風格、あるいは独特の大らかさに欠ける、などと簡単に判別のつく場合もありますが上記のようなポイントを押さえて真贋を判断します。これは掛け軸、陶磁器、刀剣、絵画等の鑑定にも共通する基本といってよいです。
※【箱書】陶磁器を収める箱の蓋や蓋裏に、極書(きわめがき)を署名・押印をしたもの。作家本人、または弟子などが記すことが多い。ただし偽物の箱書きもあり得るので注意が必要です。
よくあるご質問
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骨董品の鑑定にはどのような品物が含まれますか?
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骨董品の鑑定には、古美術品、陶磁器、絵画、彫刻、古文書、古い家具、装飾品、古い金属製品など、多岐にわたる品物が含まれます。年代物の品物や、歴史的、芸術的価値があるとされるものが対象となります。
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鑑定にはどれくらいの時間がかかりますか?
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鑑定にかかる時間は、品物の種類や状態、鑑定士のスケジュールによって異なります。簡単な査定であれば数分から数十分、より詳細な鑑定が必要な場合は数日から数週間かかることもあります。
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鑑定料はいくらですか?
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お客様の貴重な品物の真贋や価値を専門家が無料で鑑定いたします。この機会に、ご自宅に眠っている古い品物をお持ちください。専門家による丁寧な鑑定で、あなたの品物の価値を正確にお伝えします。鑑定料は一切頂いておりませんので、安心してご利用ください。
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鑑定結果に納得できない場合はどうすればいいですか?
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鑑定結果に納得がいかない場合は、別の鑑定機関や鑑定士にセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。複数の専門家の意見を聞くことで、より公正な評価を得られることがあります。
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鑑定で偽物と判断された場合、どうなりますか?
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偽物と判断された場合、その品物の価値は大幅に下がります。しかし、偽物であることが分かること自体が、貴重な情報となり得ます。
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鑑定を依頼する際に必要なものはありますか?
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鑑定を依頼する際には、品物に関するできるだけ多くの情報を提供してください。購入時の書類、品物の歴史、以前に受けた鑑定の記録などがあれば、鑑定の精度を高めるのに役立ちます。
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鑑定士をどのように選べばいいですか?
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鑑定士を選ぶ際には、その人の専門分野、経験年数、過去の鑑定実績、信頼性、そして所属団体や資格を確認することが重要です。また、口コミや推薦、専門家間の評判も参考になります。信頼できる鑑定士は、透明性のあるプロセスを提供し、納得のいく説明を行うことができるはずです。
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骨董品の鑑定で注意すべき点はありますか?
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骨董品の鑑定では、鑑定士の選定に注意することが最も重要です。また、鑑定に際しては、品物の取り扱いに細心の注意を払い、状態を損なわないようにしてください。鑑定前に品物を清掃する場合は、専門家のアドバイスを受けることが望ましいです。品物の価値を損ねる可能性があります。
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骨董品鑑定の結果はどれくらいの期間有効ですか?
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骨董品の価値は市場の需要と供給によって変動するため、鑑定結果の有効期間は一概には言えません。一般的には、鑑定書は3~5年を目安に更新を検討することが推奨されますが、市場が大きく変動した場合や重要な新情報が出た場合は、それより早く更新が必要になることもあります。
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骨董品の価値を高めるためにはどうすればいいですか?
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骨董品の価値を高めるためには、適切な保管とメンテナンスが不可欠です。直射日光や高湿度を避けるなど品物の状態を最良に保つことが重要です。また、品物の歴史や由来を正確に記録し、保管することも、その価値を証明する上で役立ちます。
投稿者プロフィール
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三冬花 谷崎未来
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東京京橋の画廊、名古屋の骨董店であわせて10年以上勤務し、20年以上、骨董品や掛け軸、美術品の買取業務に携わっております。骨董品、掛け軸、美術品の査定買取は三冬花にお任せください。愛知県(名古屋市)、岐阜県、三重県、滋賀県のお客様はお気軽にお問い合わせください。出張料、査定料など一切無料です。(※内容によってはお伺いができない場合もございます)
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