「人間国宝」という呼称について

「人間国宝」という呼称について
いわゆる人間国宝と呼ばれているものは、重要無形文化財保持者の一般的な呼称で、大別して芸能関係(音楽、舞踊、演劇など)と工芸技術関係(陶芸、染織 漆芸、金工など)の二つの分野から選ばれています。
また工芸技術関係では重要無形文化財の指定に当たってはそのわざを保持する個人の認定と団体認定に分かれ、昭和29年12月25日(文化財保護委員 会告示第五十五号)に制定、昭和50年9月30日に一部改正されたものです。
「今回まで認定された重要無形文化財保持者は129人(うち物故77人)、保持 団体は13となっています。

重要無形文化財の指定及び保持者の認定の基準を次のように定める。

・芸術上特に価値の高いもの
・工芸史上特に重要な地位を占めるもの
・芸術上価値が高く、又は工芸史上重要な地位を占め、かつ、地方的特色が顕昔なもの
・重要無形文化財に指定される工芸技術(以下単に「工芸技術」という)を高度に体得している者
・工芸技術を正しく体得し、かつ、これに精通している者
・二人以上の者が共通の特色を有する工芸技術を高度に体得している場合において、これらの者が構成している団体の構成員
保持団体 工芸技術の性格上個人的特色が薄く、かつ、当該工芸技術を保持する者が多数 いる場合において、これらの者が主たる構成員となっている団体。

【色絵磁器】富本憲吉、加藤土師萌、藤本能道、十三代今泉今右衛門、十四代酒井田柿右衛門、十四代今泉今右衛門
【小石原焼】 福島善三
【鉄釉陶器】石黒宗麿、清水卯一
【無名異焼】五代伊藤赤水
【民芸陶器】濱田庄司
【釉裏金彩】吉田美統
【志野】荒川豊蔵、鈴木藏
【瀬戸黒】荒川豊蔵、加藤孝造
【常滑焼】 三代山田常山
【萩焼】三輪休和(十代三輪休雪)、三輪壽雪(十一代三輪休雪)
【彩釉磁器】 三代徳田八十吉
【備前焼】金重陶陽、藤原啓、山本陶秀、藤原雄、伊勢崎淳
【青磁】三浦小平二、中島宏
【唐津焼】中里無庵
【染付】近藤悠三
【青白磁】塚本快示
【民芸陶器】島岡達三
【琉球陶器】金城次郎
【三彩】加藤卓男
【鉄絵】田村耕一
【白磁】井上萬二
【練上手】松井康成

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